現在の転職事情
ひと昔前までは、ひとつの会社に定年まで勤めあげるのが一般的で、転職するというと驚かれることも多かったと思います。
しかし最近では、働く側が定年まで勤め上げる情熱を持っていても、不景気によるリストラや倒産など、大会社でもめずらしくありません。
会社に対して不満がなくても、転職という選択肢を考えておくことは、もはや当然となってきました。
現在、企業は採用を控えています。
しかし企業が業績を伸ばして不況を脱するには、優秀な人材が必要です。そうすると、育てるのに時間のかかる新卒よりも、すでに育っている中途採用を増やそうと考えます。
不景気の今、即戦力になる人材こそを企業は求めているのです。
また、転職する側の意識もとても高くなっています。
情報誌やネットの普及で、欲しい情報を得ることができ、コンタクトもとりやすくなりました。
とはいっても、転職するには大変な労力が要ります。
30社くらい回ってもなかなか内定がとれないという人も少なくありません。
優良な企業には、それだけ転職希望者も集まるので、競争もはげしくなります。
そういった厳しい転職市場で希望の会社に入るためには、自分の可能性を試したい、キャリアアップしたい、どうしても夢を叶えたいなど前向きな強い気持ちが必要不可欠です。
転職のメリット
今の給料に不満がある、通勤に時間がかかる、今の仕事内容に満足できない、人間関係が折り合わないなど、人によって転職の理由はいろいろあります。
転職することで、収入がアップしたり、その他要望が叶えられることもあり、それは直接的なメリットと言えるでしょう。
ですが、何よりのメリットは、自分の将来について真剣に考えることにあります。
社内でもキャリアアップの制度を設けている企業は増えてきましたが、実際に転職しようと追い詰められない限り、そうそうじっくりと自分を見つめ直すことは難しいものです。
自分はこれからどう働きたいのかをじっくり考えると、目指すべき方向、どういうキャリアを積んでいくかを具体的に考えることに直結します。
例えばいきなり会社が倒産したとしても、目指す方向さえはっきりしていれば、すぐに対応できます。
また、働きづめに働いてから、こんなはずじゃなかったと後悔することもなくなるはずです。
自己の分析
就職をしようとする際に、実は一番骨の折れる作業が自己分析です。
自己分析が必要なのは、まず自分のやりたい仕事をはっきさせるためです。
自分にはいったいどんな能力があり、それをどう活かせるのか、どんな仕事がしたいのかを不明確なままに転職活動をしても、なかなかやりたい仕事には就けません。
次に、自己分析は自己アピールにたいへん役立ちます。
自分のことはわかっているつもりでいても、それを人にわかるよう説明するのはとても困難なことです。
就職活動は、自分という商品をプレゼンする場ですから、売り込む本人が客観的に自分を見つめていなくては、買う側にセールスポイントが伝わりません。
ただその仕事に興味があるというのでは、最低条件なだけで何もアピールにはならないからです。
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