履歴書の書き方

提出した履歴書にきちんと目を通してもらえるかというと、実際にはそうではないようです。
応募が全くこないような企業ではいざ知らず、募集を出すと何百通と応募がくるような企業では、人事担当者は忙しく、ひとつの履歴書を隅々までなかなか読んではくれません。
忙しい人事担当者が、見ても疲れない履歴書を作ることが重要になってきます。
他人の文字はもともと読みにくいものです。
それに加えて、走り書きであったり、文字が薄い、小さすぎる、大きすぎるなど他の要素が加われば、誰でも読む気を失くします。
そうはいっても読むことが仕事ですから目は通してもらえたとしても、げんなりされるような履歴書では肝心の人柄や能力を見てもらえる面接までこぎつけることは困難です。
字がうまい人が有利であるかというと、そうでもなく、最終的には、一生懸命書いているかに尽きます。
丁寧に落ち着いた気持ちで書いた文字を見れば、下手なりに一生懸命書いたのだなと、見る側もそれだけの人間性を感じます。
さらに、こういう文字を書く人はこんな感じかななど、多くの人を面接してきた人事担当者はある程度想像がつくそうです。
まずは誠意をこめて書くことが、読んでもらえる履歴書の第一歩です。

履歴書を書くときの注意点(1)

●筆記用具
黒の万年筆か、細いサインペンを使いましょう。
ボールペンで書かれた履歴書は案外読みにくいものです。
●正式名称で
会社名や学校名は省略せず、正式名称で書きましょう。
例えば「都立」と書かずに「東京都立」、㈱ではなく株式会社、などです。
入卒年次も間違いがないか確かめましょう。
●誤字・脱字
誤字や脱字は絶対にNGです。
自分では気付きにくいことですが、書いてすぐ提出するのではなく、少し時間を置いて見直してから提出しましょう。
もし間違っていたら、たった一字でも修正液は使わずに、もう一枚書き直しましょう。
些細なことのようですが、いい加減に仕事をする人ともとられかねません。
●表記の仕方
表記を統一しましょう。
年号や西暦が混じっている人がたまにいるそうで、学歴欄と職歴欄で異なっていたりすると、不安定な印象を与えてしまいます。
また、語尾の「です、ます」や「である」などがまじっていると、読みづらく、幼い印象を与えてしまいます。どちらかに統一して書きましょう。

履歴書を書くときの注意点(2)

●写真
写真は応募者の印象を大きく左右します。あわててスピード写真で撮ったものを送るのではなく、できれば写真店で撮ってもらったほうがよいでしょう。スピード写真と写真店で写したものは、並べてみるとかなり差が出ます。
ビジネスに適した服装と清潔感、口角を上げた印象のよい表情を心がけましょう。
●職歴
入社・退社歴をすべて書きましょう。アルバイトでも応募する仕事に関連があるものならば、書いてアピールします。会社名・部署名、役職名などはもらさず書き、そこでどういう仕事をしてきたかを具体的に簡潔に記入しましょう。
退職理由は、何らかの不満があって辞めた場合でも、本当のことを書いては書類選考を通過するのは難しいのが事実です。あくまで、やりがいを求めたなどの前向きな理由を書きましょう。
●連絡先
住所は略して書かず、きちんと都道府県から始め、アパートやマンション名も記入します。
電話番号は自宅のほかに携帯電話を持っていれば必ず記入しましょう。
確実に電話をとれる時間帯を書いておくと担当者の手をわずらわせずに済みます。
●提出年月日
履歴書欄外の提出年月日は記入を忘れがちです。履歴書は公的な書類なので、日付の記入はとても重要です。
日付は記入した日ではなく、提出する日のことです。郵送、持参する当日の日付を書きましょう。
●本人希望欄
希望する職種を自己アピールを兼ねて書いたり、勤務地が選べるような場合は希望勤務地を記載しますが、あまりにわがままな要望は書かないようにしましょう。
「御社規定に従います」程度にとどめましょう。

志望動機

採用担当者が履歴書の中で一番重視するのは、志望動機です。
他の記載は最低限必要な情報であって、他の人と差が出るのは、自分の熱意を表現する志望動機欄です。
市販の履歴書に書かれているようなマニュアル通りの言葉では、採用者の心は動かせません。職務経歴書とあわせてもたった2・3枚の紙切れで、自分に興味を持ってもらうには、自分の言葉で書くほかありません。
ただ「好きだから、興味があるから」では、即戦力を求める会社側からすれば当たり前のことで、アピール材料にはなりません。
自己分析や会社研究をきちんとすれば、自分がいったい会社の中でどんな仕事がしたいのか、おぼろげながらも見えてきます。
「好き・興味」を発展させ、具体的な展望を持ち、会社にどう貢献できるかという視点で冷静に自分を見ることも大切です。
会社が求めているのはどんな人材かを考え、まずは自分の中の重なる部分を強くアピールしましょう。

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